2024年08月14日 お墓の用語「墓地」と「墓所」の違い
墓地と墓所は、どちらも墓に関わる言葉ですが、少しだけ意味合いが異なります。
墓地と墓所の違い
墓地:
法律で定められた用語で、「墳墓(お墓)を設けるために、墓地として都道府県知事の許可を受けた区域」を指します。
つまり、墓地は「お墓を建てることができる土地全体」を指す広い概念です。
駐車場や管理事務所なども含む場合があります。
墓所:
墓地の中にある、実際に墓を建てる区画を指します。
お墓を建てるために区切られた土地、いわば「お墓の区画」と捉えるとわかりやすいでしょう。
イメージで捉えると
墓地: お墓がある公園全体
墓所: その公園の中の、あなたのお墓がある区画
具体例
霊園: 一般的に、宗教が自由で、公園のような雰囲気の墓地を指します。霊園の中には、たくさんの墓所があります。
寺院墓地: 寺院内に設けられた墓地です。こちらも、たくさんの墓所に分かれています。
まとめ
墓地: お墓を建てることができる土地全体
墓所: お墓を建てるための区画
つまり、墓地の中に複数の墓所がある、という関係になります。
どちらを使えば良い?
墓地: 法律的な文書や、広範囲な場所を指す場合に用います。
墓所: 特定のお墓の場所を指す場合や、お墓に関する手続きをする際に用います。日常会話では、「お墓」という言葉が最も一般的です。
その他
霊園: 墓地の一種で、特に宗教色が薄く、公園のような雰囲気を持つことが多いです。
墓域: 墓地と同義語として使われることもあります。